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口臭が強い人は認知症リスクが高い!?
歯周病に罹っているとアルツハイマー病のリスクが2倍近くに上昇するといわれています。
しかし、残存歯が多いほど認知症リスクは低下するという報告もあります。
口臭と認知症リスクの関係性について調査した研究では、重度の口臭がある人は口臭がない人に比べて認知症リスクが4.4倍高かったのです。
これは2005年〜2006年に実施された歯科検診で、歯科医が対面検査により口臭を評価し「口臭なし」「軽度」「重度」の3つのグループに分類しました。
研究では「口臭なし」のグループを基準とし、その他のグループにおけるその後の認知症リスクを算出しています。

2006〜2016年の11年間の追跡期間中、全体の6.4%にあたる96人が認知症を発症。
口臭の重症度別にみると、口臭なし群での発症率は6.6%、軽症群は5.1%、重症群では22.4%と突出して高い発症率となりました。
歯周病が軽症で残存歯の本数が多いケースでも、口臭がひどい場合は認知症リスクが上昇する可能性があると考えられます。