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歯牙移植は誰でも治療を受けられる?

歯牙移植とは、自分の歯を欠損部に移植する治療法です。歯牙移植治療は難易度が高く、また、誰
でも受けられる治療ではありません。

まず、移植するための歯が必要です。
そして、移植する歯を抜歯するときには歯根膜が剥がれないよう慎重に行わなければなりません。歯根膜が剥がれてしまえば歯と骨が結合できないからです。
そして、移植する歯や歯根のサイズが移植先に適合しているかも重要なポイントです。

歯牙移植のメリットは、自分の歯で噛めるようになることでしょう。ブリッジや入れ歯のように周囲の歯に負担をかけることもありません。
ただし、インプラント治療よりも難易度が高く、治療のスピードも必要で、成功率は60〜70%程
度です。歯牙移植が保険適用となるのは、ドナーとなる歯が親知らずであり、治療を開始する時点
で移植する場所に歯がまだ残っているケースです。
歯牙移植治療に興味がある方は、まずは移植するための歯があるか、歯牙移植が適用できる症例か歯科医院で相談してみましょう。