ブログ

歯磨き不足だと肺炎のリスクが上昇する?

肺炎球菌ワクチンを受けていない高齢者は、 1日の歯磨き回数が少ないほど肺炎のリスクが高くなるという研究結果が出ています。

肺炎予防のため、2014年から高齢者を対象に肺炎球菌ワクチンの定期接種が行われていますが、肺炎予防策として口腔ケアも注目されています。 世界の臨床試験をまとめた研究では、歯科スタッフによる専門的な口腔ケアは個人で行うケアに比べて、肺炎リスクを35%低下させるという報告があります。

ワクチン非接種で要介護認定を受けていない高齢者を対象に、1日の歯磨き回数と肺炎の発症の関係について調べると、歯磨き回数が少ないほど肺炎になった割合が高いという結果が出ました。
東京医科歯科大学健康推進歯学分野の相田潤教授は「ワクチン接種を勧めますが、接種できない人は歯磨きを十分行うことが重要です」とコメントしています。